船橋ケイバ重賞競走特集


第36回 東京湾カップ(S II)

サラブレッド系 3歳 別定 ダ1700m
賞金 1着18,000,000円 2着6,300,000円 3着3,600,000円 4着1,800,000円 5着900,000円

ロマンスグレー (牡3)
ロマンスグレー  昨年8月の船橋デビューから4戦連続で2着に泣き、約3か月ぶりだった年明け初戦は放馬で競走除外の憂き目にあったが、前走のブルーバードCを含めて船橋1700メートルで3連勝中。すべてがワンサイドの逃げ切りで後続に3、7、6馬身もの差をつけており、東京ダービーを見据える遅れてきた大器だ。同舞台で重賞初挑戦Vを狙う。

マイブレイブ (牡3)
マイブレイブ  昨年6月に門別でデビューして3戦未勝利だったが、船橋・川島正一厩舎への移籍初戦で初勝利を飾り、続く平和賞で0秒1差2着。特別戦で1勝を積み重ねて挑んだ2走前の雲取賞は上位3頭に大きく離され、前走の京浜盃は1コーナーの不利でリズムを崩して9着に終わっていた。地元に戻り、一線級不在のここは見直しが必要だろう。

メンタイマヨ (牡3)
メンタイマヨ  昨年5月の川崎デビューから2連勝を飾り、強敵にもまれながら地力を強化して、2走前にオープン勝ち。約3か月ぶりだった前走の京浜盃は1コーナーの不利が大きく不完全燃焼の11着に終わったが、休養を挟んで折り合いがスムーズになったのは精神面が成長した証拠。走り慣れた左回りコースで仕切り直しの一戦になる。

キャッスルブレイヴ (牡3)
キャッスルブレイヴ  昨年5月に船橋でデビューして8戦目に初勝利を飾る。タフに出走を重ねてすでに17戦のキャリアを誇るが、重賞では平和賞7着、ハイセイコー記念13着、京浜盃6着で苦戦が続いている状況。前走のブルーバードC4着も勝ち馬に1秒8もの差をつけられており、展開の助けを借りて上位争いに加わりたいところ。

フレッシュグリーン (牡3)
フレッシュグリーン  昨年6月の川崎の新馬勝ち以降は、月1以上のペースで走り続けて17戦2勝。重賞は平和賞10着、ニューイヤーC8着、クラウンC10着で見せ場を作れていないが、連闘で挑んだ前走のブルーバードCは最低人気ながらも直線一気の末脚で3着まで追い込んでおり、同舞台で9頭立て、引き続き矢野貴之騎手ならノーマークは危険か。

イライジャ (牡3)
 昨年7月に川崎の新馬戦で5馬身差の逃げ切り勝ちをしたが、1勝を積み重ねて挑んだ鎌倉記念は大差の8着。休養を挟んで3歳を迎えてからは5、3、5、3着で勝ち鞍がなく、自己条件でもあと一歩のレースが続いている。船橋コース、1700メートルは未経験で、森泰斗騎手の手綱さばきでどこまでカバーできるか。

タツノエクスプレス (牡3)
 昨年7月に川崎でデビューし、2戦目に初勝利を飾るが、一線級相手では善戦止まり。通算〈1222〉で足踏みが続いており、掲示板を外したのも重賞の鎌倉記念7着、クラウンC6着。今まで遠征経験はなく、初コース、初の1700メートルの対応が鍵になりそう。自在性を生かして上位争いに食い込めるか。

キャッスルロック (牡3)
 昨年7月に門別でデビューして2戦未勝利。川崎・高月賢一厩舎への移籍初戦を勝利で飾り、その後も2、1着で順調にステップアップしたが、オープンでは4、5、6、5着でやや頭打ちの印象が否めない。脚質的に展開に左右される半面、末脚をフルに生かせる船橋コース替わり、少頭数はプラスに働きそうだ。

ダーラナホース (牝3)
 昨年5月に船橋でデビューし、2歳時に3着4回があるだけで16戦未勝利の牝馬。ローレル賞12着以来の重賞挑戦になるが、ここ10戦は勝ち馬から1秒1~5秒7もの差をつけられており、前走から一気に500メートル延長される初距離も課題の一つ。このメンバーで強調する材料が見当たらず、追走に苦労しそう。


東京湾カップとは?

 2003(平成15年)年までは暮れに行われる3歳限定戦として、イナリワン、アローセプテンバー、エスプリシーズなど東京湾Cを機に古馬になって大きく成長する一流馬を送り出してきたが、04年から3歳春開催となり、東京ダービーのトライアルレースとして定着した。

データで見る「東京湾カップ」

過去10年(2012年度~21年度)に実施された競走が対象

【所属】船橋が優勢

 所属別に見ると過去10回で船橋が6勝、大井が2勝、川崎が2勝と船橋が優勢な傾向にある。

所属 船橋 浦和 大井 川崎 他地区
1着
回数
6 0 2 2 0

【人気】勝率では1番人気が、連対率・3着内率は2番人気が優勢。

 過去10回の傾向を見てみよう。「1番人気」馬の成績は[1着3回-2着2回-3着0回-着外5回]と勝率30%、連対率、3着内率は50%と好成績。「2番人気」馬は[2-3-3-2]と3着内率が80%と安定した成績を残している。「3番人気」馬も勝率では劣るものの連対率30%、3着内率は40%と侮ることはできない。

成績 勝率 連対率 3着内率
1番人気 3-2-0-5 30% 50% 50%
2番人気 2-3-3-2 20% 50% 80%
3番人気 1-2-1-6 10% 30% 40%
4番人気 0-2-0-8 0% 20% 20%
5番人気 2-1-2-5 20% 30% 50%
6番人気 2-0-0-8 20% 20% 20%
7番人気 0-0-0-10 0% 0% 0%
8番人気以下 0-0-4-56 0% 0% 7%

昨年のレース模様

 クラウンC2着、雲取賞4着のギガキングが5番手から抜け出し1番人気に応えた。2番手から4コーナーで先頭を奪ったブルーバードC2着馬ギャルダルが5馬身差2着、クラシックトライアル1着、京浜盃7着のワールドリングが3着、ブルーバードC1着馬オークハンプトンは8着。

第35回 東京湾カップ(S II)の模様


過去の優勝馬

第34回 東京湾カップ(SII)の模様
2020年5月6日
第34回 マンガン [川崎]
第33回 東京湾カップ(SII)の模様
2019年5月8日
第33回 サクセッサー [船橋]
第32回 東京湾カップ(SII)の模様
2018年5月3日
第32回 クレイジーアクセル [大井]

イベント・ファンサービス

船橋競馬 第2回開催〔5月2日(月)~5月6日(金)〕イベント情報


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