船橋ケイバ重賞競走特集


第59回 報知グランプリカップ(SIII)

サラブレッド系 4歳以上 ダ1,800m
賞金 1着12,000,000円 2着4,200,000円 3着2,400,000円 4着1,200,000円 5着600,000円

出走予定馬


リンゾウチャネル (牡7)
リンゾウチャネル  19年のホッカイドウ競馬3冠を含む重賞5勝。気性の難しさが出世を妨げていたが、調整が軌道に乗ってきており、4走前の武蔵野オープンで約2年2か月ぶりの勝利を飾り、続くサンタアニタトロフィーが3着、勝島王冠2着。前走の東京大賞典13着は度外視でき、21年の2着以上のシーンがあっても不思議はない。

チャイヤプーン (牡8)
チャイヤプーン  岩手で重賞7勝、南関東で18年の戸塚記念勝ちがある実績馬だが、昨シーズンはホッカイドウ競馬で6戦未勝利。以前ほどのパフォーマンスが発揮できず、再び船橋の川島正一厩舎へ移籍してきた。約3か月ぶりでも十分に乗り込まれており、仕上がりに不安はなし。復活のきっかけをつかみたいところ。

ゴライアス (牡8)
ゴライアス  JRAダートで4勝、大井・渡邉和雄厩舎に移籍後はすべて大井1600mに出走して〈2211〉。重賞初挑戦だった前走のサンタアニタトロフィーは直線で伸びきれず5着に終わったが、持ちタイム的に力は出しており、相手関係が悪かっただけ。1800mは守備範囲で、時計のかかる船橋コースに対応できるかが鍵になりそう。

アナザートゥルース (セ9)
アナザートゥルース  JRAダートで19年のアンタレスSを含む6勝、20年のダイオライト記念勝ちがある実績馬。転入初戦だった準重賞・チバテレ盃は約9か月ぶりにもかかわらず、3角先頭の積極策から0秒2差に食い下がる好内容。同じく佐藤裕太厩舎に所属した半兄サウンドトゥルーは10歳になってからも重賞制覇しており、血統背景からチャンスは十分ある。

ビービーガウディ (牡9)
ビービーガウディ  JRAダートで3勝、芝で1勝。船橋・張田京厩舎への移籍後4勝はすべて1800mでマークしており、前走のA2・B1特別を完勝してオープン入りを果たした。距離適性の高さは証明済みだが、約4か月ぶり、9歳を迎えての重賞初挑戦で条件的には厳しく、上位争いに持ち込むには大幅な時計短縮が必要だろう。

ゴールドホイヤー (牡6)
ゴールドホイヤー  川崎生え抜きで、20年の羽田盃を含む重賞4勝。ダートグレード初挑戦の東京大賞典は直線で追いづらくなるシーンがあったが、最後まで諦めずに伸びて8着に健闘した。ストライドが大きく、枠順に左右されずスムーズに運べる中距離が合うタイプ。報知グランプリCは過去1、3着で相性が良く、追い比べに持ち込めればおもしろい。

トーセンブル (牡8)
トーセンブル  船橋生え抜きの8歳馬。2歳から息長く活躍しており、21年の六甲盃、22年のオグリキャップ記念を含む7勝。近年は2000m以上に照準を合わせたローテーションが組まれ、前走の金盃トライアルは最後方から0秒6差5着まで追い上げている。年齢的な衰えは感じられず、久々の1800mのペースに戸惑わなければ。

ジョエル (牡5)
ジョエル  20年5月にデビュー勝ちした船橋の生え抜きで、3歳時はクラウンC、黒潮盃を制し、ダービーグランプリ2着、戸塚記念3着、東京ダービー4着と重賞戦線を盛り上げた。古馬になってからはオープン特別の2着2回、3着2回が目立つ程度だが、〈1131〉で5着以下のないホームコースで地の利を生かしたい。

ソッサスブレイ (セ9)
ソッサスブレイ  門別→船橋→JRA→門別を経て、再び船橋・山本学厩舎へ移籍してきた。17年の東京湾Cを含む通算9勝をマーク。転入後2戦の2、4着は自己条件とはいえ、ともにメンバー最速の末脚を繰り出している。9歳を迎えても元気いっぱいだが、久々のダート重賞で相手も一気に強化しており、どこまで頑張れるか。

ギガキング (牡5)
ギガキング  重賞4勝はすべて左回りコース。船橋1800mは5戦4勝で、唯一の敗戦は1角で不利のあった4走前の日本テレビ盃5着。前走の準重賞・チバテレ盃は短期放牧明けで3、4角の反応が悪かったが、初めて58キロを背負いながら、しっかり勝ちきった。心身ともに完成しつつあり、万全の態勢で臨む得意舞台で連覇の期待がかかる。

ロードゴラッソ (牡8)
ロードゴラッソ  JRA時代に19年のシリウスS、20年の名古屋大賞典を制し、転入4戦目だった昨年のブリリアントCで重賞3勝目をマークした。昨年の大井記念7着以来で約8か月半ぶりになるが、スタートで後手に回った調教試験が終始楽な手応えで1位入線。重め残りが解消していれば軽視できない存在だろう。


報知グランプリカップとは?

 1964(昭和39)年にアラブ系を含むオールカマーの1800m戦として創設され、アラブ対サラブレッドの戦いが繰り広げられるレースとして話題を集めたが、南関東のアラブ系番組の廃止に伴い99年にサラ系のみのレースとなった。
 報知グランプリCの過去10年の傾向を見てみよう。1番人気馬の成績は[2 3 0 5]、2番人気馬は[1 3 2 4]、3番人気馬は[2 2 2 4]で、4番人気馬2勝、5、6、7番人気馬各1勝。人気の盲点になる実力馬を探し出すレースのようだ。

データで見る「報知グランプリカップ」

過去10年(2012年度~21年度)に実施された競走が対象

【所属】船橋が優勢

 所属別に見ると過去10回で船橋が6勝、浦和が2勝、大井・川崎が1勝と船橋が優勢な傾向にある。

所属 船橋 浦和 大井 川崎
1着
回数
6 2 1 1

【年齢】4歳馬が優勢

 年齢別に見ると4歳馬が4勝、8歳馬・6歳馬が2勝、9歳馬・7歳馬が1勝しており、4歳馬優勢の傾向にある。

馬齢 4歳 5歳 6歳 7歳 8歳 9歳 10歳以上
1着
回数
4 0 2 1 2 1 0

1番人気が連対率・3着内率では安定

 過去10回の傾向を見てみよう。「1番人気」馬の成績は[1着2回-2着3回-3着0回-着外5回]と勝率では劣るものの連対率、3着内率では安定した成績を残している。また「2番人気」、「3番人気」ともに3着内率は「1番人気」を上回る成績を残しているため、注意しておきたい。

成績 勝率 連対率 3着内率
1番人気 2-3-0-5 20% 50% 50%
2番人気 1-3-2-4 10% 40% 60%
3番人気 2-2-2-4 20% 40% 60%
4番人気 2-0-2-6 20% 20% 40%
5番人気 1-1-1-7 10% 20% 30%
6番人気 1-0-2-7 10% 10% 30%
7番人気 1-0-0-9 10% 10% 10%
8番人気以下 0-1-1-52 0% 2% 4%

昨年のレース模様

 ダービーグランプリ、準重賞・三里塚賞と連勝中のギガキングが2番手から抜け出した。前走JRAから移籍初戦の準重賞・チバテレ盃を制したキタノオクトパスが3番手を進み2着、前年の覇者ゴールドホイヤーが3着、勝島王冠を含め3連勝中のコズミックフォース(単勝2.2倍)は7着

第58回 報知グランプリカップ(SIII)の模様


過去の優勝馬

第57回 報知グランプリカップ(SIII)の模様
2021年2月11日
第57回 ゴールドホイヤー[川崎]
第56回 報知グランプリカップ(SIII)の模様
2020年2月12日
第56回 サルサディオーネ[大井]
第55回 報知グランプリカップ(SIII)の模様
2019年2月20日
第55回 タービランス[浦和]

イベント・ファンサービス

船橋競馬 第11回開催〔2月6日(月)~2月10日(金)〕イベント情報


その他コンテンツ


第59回 報知グランプリカップ(SIII)ポスター
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