船橋ケイバ重賞競走特集
第72回 日本テレビ盃(JpnII)
サラブレッド系 3歳以上 別定 ダ1,800m
賞金 1着40,000,000円 2着14,000,000円 3着8,000,000円 4着4,000,000円 5着2,000,000円
JRA所属馬(出走:4頭)
キングズソード (牡6)
23年のJBCクラシック王者。続く東京大賞典は5着、昨年のフェブラリーS5着、かしわ記念4着と善戦止まりだったが、帝王賞は直線入り口で先頭に立つ王道の競馬で2つ目のタイトルを獲得した。左前浅屈腱炎からの復帰初戦で約1年3か月のブランクが気がかりだが、2戦2勝の藤岡佑介騎手とのコンビ継続は心強い。
フォーエバーヤング (牡4)
国内ではJBC2歳優駿、全日本2歳優駿、ジャパンダートクラシック、東京大賞典を含む5戦無敗。海外でもサウジダービー、UAEダービー、サウジCを制し、ケンタッキーダービー、ブリーダーズCクラシック、ドバイワールドC3着があるワールドクラス。名実ともにズバ抜けており、秋初戦のレースぶりが注目される。
マーブルロック (牡5)
JRAでデビュー5戦目の未勝利戦を勝ち上がり、1勝クラスを6戦かけて突破。自分のペースに持ち込めるとしぶとさを発揮するタイプで、年明けの3勝クラス、レグルスSを連勝した。ここ2戦は重賞に挑んでアンタレスS10着、平安S8着に沈んでおり、一線級相手に上位争いを演じるにはもう少し時間がかかりそう。
レヴォントゥレット (牡4)
17年の関東オークス、レディスプレリュードを制するなどダートグレード競走で活躍したクイーンマンボの初仔。デビューは3歳4月と遅れたが、2戦目の未勝利戦から破竹の4連勝でオープン入り。重賞初挑戦だった2走前の平安Sで古馬一線級相手に0秒2差3着に逃げ粘っており、地方の馬場向きの先行力を生かしたいところ。
南関東地方競馬所属馬(出走:6頭)
グランデマーレ (牡8)
JRA芝で5勝をマークしたが、昨年暮れに南関東に移籍してからも大敗が続いており、隅田川オープン、ゆりかもめオープンの8着が最高着順。2走前のアフター5スター賞ではシンガリ負け(16着)を喫し、初めて2400メートルに臨んだ東京記念は5秒2もの大差12着に沈んでいる。使い詰めの8歳馬で強調すべき材料が見当たらない。
リュードマン (牡8)
ダートグレード競走初挑戦だった昨年のかしわ記念は大差シンガリ負けを喫したが、続くB2・B3特別を快勝。今年もかしわ記念8着大敗後2戦目のB2・B3特別を制しており、トップレベルでもまれた経験は実を結んでいる。とはいえ、B1格付けの8歳馬で条件は相変わらず厳しく、今回も追走に苦労しそう。
ソレナ (セ4)
船橋・矢野義幸厩舎生え抜きの騸馬。2歳時は〈3120〉と好成績を収めたが、23年のナイキアディライト・メモリアルを最後に勝ち鞍がなく、格付け後はB級で3着が4回あるだけ。24年のブルーバードC5着以来2度目の重賞挑戦になるが、メンバーはさらに強化されており、ホームコースでも苦戦は免れないだろう。
ホウオウトゥルース (セ9)
2走前のひまわり賞はメンバー最速の末脚でクビ差2着に入り、前走のフリオーソレジェンドCでは5度目の重賞挑戦で初めて掲示板を確保する3着。ダートグレード競走を制した半兄サウンドトゥルー、ルールソヴァール、全兄アナザートゥルースと同じ騸馬で、9歳でも元気いっぱい。自分の競馬に徹して昨年(7着)以上の成績を狙う。
ライトウォーリア (牡8)
JRAダートで5勝。川崎・内田勝義厩舎へ移籍後は24年の川崎記念を含む重賞5勝をマークし、NARグランプリ2024の年度代表馬に輝いた。前走のマーキュリーCは初めての59キロもあってか勝負どころの反応が鈍く6着に敗れたが、今回は57キロでの出走。遠征経験豊富で初コース自体に不安はなく、自分のリズムで運べれば。
ギガキング (牡7)
連覇を飾った報知グランプリC、23年のフリオーソレジェンドCを含む6勝を船橋1800メートルでマーク。4走前の柏の葉オープンで約1年1か月ぶりの勝利を飾り、続くかしわ記念5着、準重賞・短夜賞2着、フリオーソレジェンドC5着と調子を取り戻してきた。勝負どころで置かれる面はあるが、地の利を最大限に生かしたい。
日本テレビ放送網(NTV)が1953年に日本の民間放送局として最初の地方競馬の中継を船橋競馬場から行ったことを記念して、翌1954年からアルファベットの略称であるNTV盃として創設。1979年からは開催時期を9月末~10月初旬へと移動し、中央との交流競走となった後の勝馬に限っても、アブクマポーロ、アグネスデジタル、マキバスナイパー、フリオーソ、スマートファルコンといったダートグレード競走戦線の中核を担ったGI(JpnI)馬らがずらりとその名を連ねている。また、JBC競走の前哨戦"Road to JBC"の1つとして数えられ、1着馬にはJBCクラシックへの優先出走権が与えられるため、JRA馬、地方馬ともに強豪が集結し、JpnIIながらハイレベルなレースが期待される。

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すんなりハナを奪ったウィリアムバローズ(3番人気)が、マイペースに持ち込んで押し切る会心の勝利。断然人気に推されたウシュバテソーロはメンバー最速の末脚で追い上げるも2着止まり。4馬身遅れてメイショウハリオ(4番人気)が3着入り、JRA勢が上位を独占した。浦和のナニハサテオキ(5番人気)が地方最先着の4着。


第70回 ウシュバテソーロ [JRA]

第69回 フィールドセンス [船橋]

第68回 サルサディオーネ [大井]
船橋競馬 第7回開催〔9月29日(月)~10月3日(金)〕イベント情報
日本テレビ盃の開催ポスターをダウンロードできます。