船橋ケイバ重賞競走特集


第15回 習志野きらっとスプリント(S II)

サラブレッド系 3歳以上 別定 ダ1,000m
賞金 1着21,000,000円 2着7,350,000円 3着4,200,000円 4着2,100,000円 5着1,050,000円

出走馬

他地区地方競馬所属馬(出走:2頭)

ユアマイドリーム (牝3)
 高知800メートルでデビュー2連勝を飾り、その後は1300、1400メートルで6勝を積み重ねた。初の遠征競馬だった前走の園田FCスプリントは紅一点ながらも、二の脚を利かせてハナに立ち、並み居る古馬を完封して初タイトルを獲得。相手は一気に強化されるが、負担重量51キロの恩恵をフルに生かしたい。

ラヴラブクロフネ (牝5)
ロイヤルパールス  大井でデビュー勝ちを収め、23年の優駿スプリント(6着)に駒を進めたが、格付け後は3着1回が最高で古馬の壁にはね返されていた。名古屋移籍3戦目に920メートルに照準を合わせてからは〈1502〉で着外なし。スプリント適性の高さを改めて示しているが、このメンバーではさすがに荷が重いだろう。

南関東地方所属馬(出走:12頭)


ティアラフォーカス (牡6)
ティアラフォーカス  降級していたとはいえ、年明けのA2・B1特別を鮮やかに逃げ切り、23年1月の船橋記念以来2年ぶりの勝利を収めた。約3か月半ぶりだった川崎スパーキングスプリントでも見せ場たっぷりの2着に入り、改めて重賞ウイナーの底力を示している。気性的に乗り難しいタイプだが、課題のスタートさえ決まればおもしろい。

ボヌールバローズ (牝5)
ボヌールバローズ  22年にラブミーチャン記念を制し、続く東京2歳優駿牝馬で2着。翌年の東京プリンセス賞でも2着に入り、東京ダービー(13着)に挑んだ世代トップクラスの牝馬だ。23年の楠賞を最後に勝ち鞍がないが、スプリント路線に転向して3、4、4、4着。ワンターンの競馬に慣れてきており、休養明け2戦目で前進がありそう。

デュアリスト (牡7)
デュアリスト  JRAでデビューし、無傷3連勝で20年の兵庫ジュニアグランプリを制した器。オープンで3勝した後に、大井・藤田輝信厩舎へ。移籍初戦の準重賞・ウインタースプリントで復活Vを飾ったが、続くフジノウェーブ記念が5着、東京スプリントは11着。前走の準重賞・千葉日報賞スプリントも大きく離された2着では…。

ストライクオン (牡4)
ストライクオン  昨年9月のJRA2勝クラス7着後に、船橋・山下貴之厩舎へ。2走前のトライアル・ドレミダッシュ2着で移籍後の連勝は4でストップしたが、前走の準重賞・千葉日報賞スプリントは4馬身差の圧勝。全7勝をダート1200メートルでマークしており、重賞初挑戦で1000メートルのスピード比べに対応できるかが鍵になりそう。

メンコイボクチャン (牡5)
メンコイボクチャン  門別で2勝、22年のイノセントC、知床賞2着の実績を残して、船橋・渡邊貴光厩舎へ。移籍2戦目の若潮スプリントで重賞初制覇を飾り、格付け後は前走のトライアル・ドレミダッシュを含む4勝をマーク。昨年のフジノウェーブ記念(競走中止)以来の重賞挑戦になるが、今の充実ぶりなら上位進出のシーンも。

ザイデルバスト (牡4)
ザイデルバスト  門別で3勝をマークし、船橋・川島正一厩舎へ。移籍2戦目から2連勝を飾るも、若潮スプリント3着、優駿スプリント5着でタイトルに手が届かなかった。格付け後は〈4201〉だが、末脚不発に終わった前走の準重賞・千葉日報賞スプリント6着を見る限り、オープンのペースに慣れるまでもう少し時間がかかりそう。

プライルード (牡6)
プライルード  22年の優駿スプリント、アフター5スター賞、昨年の川崎スパーキングスプリントと短距離重賞で3勝をマーク。体重の増減が大きく、スタートにも課題を残すが、上がり3ハロン36秒台の末脚は魅力たっぷり。過去2年は8、11着に沈んでおり、今年こそ〝3度目の正直〟なるか⁉ 前々でスムーズに流れに乗れれば。

エンテレケイア (牡7)
エンテレケイア  昨年の習志野きらっとスプリントを皮切りに、アフター5スター賞、船橋記念、川崎スパーキングスプリントと4つのタイトルを獲得。ダートグレード競走の東京盃で4着、東京スプリントでも3着に粘り、全国レベルのスプリント能力を示している。同じ舞台で行われる大目標のJBCスプリントに向けて負けられないところ。

サンダーゼウス (牡6)
サンダーゼウス  全13勝中11勝を川崎900メートルでマークしているスペシャリストだが、2年連続で挑んだ川崎スパーキングスプリントが6、11着。2走前の船橋記念では2秒9差の13着大敗を喫しており、重賞ではスピード不足は否めない。休養明け2戦目の上積みを見込んでも、この相手で大きな期待をかけるのは酷だろう。

スワーヴシャルル (牡9)
スワーヴシャルル  昨年の習志野きらっとスプリント2着、カムイユカラスプリント3着、今年の船橋記念2着で先着を許した3頭は全て重賞ウイナーで相手が悪かっただけ。船橋1000メートルの適性は文句なく、約4か月ぶりだったゆりかもめオープン4着で古豪健在をアピールしており、休養明け2戦目で一変しても不思議はない。

パレスレガシー (牡4)
パレスレガシー  門別1000メートルで2勝した後に、川崎・佐藤博紀厩舎へ。川崎900メートル中心のローテーションで2走前の日吉オープンを含む7勝をマークしている。重賞初挑戦だった前走の川崎スパーキングスプリント(8着)でも先行争いに加わっており、前半をスムーズにさばければポジションアップは可能だろう。

ファーンヒル (牡6)
 JRAでデビューから3戦は芝で未勝利に終わり、ダートに矛先を向けてから1200メートルで4勝をマーク。オープンでも小差の2、3着が2回ずつある実力馬だ。地方の馬場、ナイター、1000メートル、重賞は未経験だが、笹川翼騎手が手綱を取るのは心強く、大井の名門・荒山勝徳厩舎への移籍初戦が注目される。

習志野きらっとスプリントとは

 2011年創設の超短距離重賞。レース創設当初の格付けは南関東グレードSIIIで、2018年にSII、2020年にSIに格上げされた。地方競馬スーパースプリントシリーズの終了に伴い2024年からはSIIとして実施される。
 1着馬にはアフター5スター賞(SIII:大井競馬場)、東京盃(JpnII:大井競馬場)、テレ玉杯オーバルスプリント(JpnIII:浦和競馬場)への優先出走権が与えられる。


昨年のレース模様

 主導権を握った1番人気エンテレケイアが後続に6馬身差をつけて圧勝し、8度目の重賞挑戦で念願のタイトルを獲得した。インからしぶとく追い上げたスワーヴシャルル(2番人気)が2着に入り、園田FCスプリントを制して挑んだ佐賀のオールスマート(5番人気)が3着。出遅れたプライルード(3番人気)は11着に終わった。

第14回 習志野きらっとスプリント(S I)の模様


過去の優勝馬

第12回 習志野きらっとスプリント(SI)の模様
2023年7月25日
第13回 キモンルビー [船橋]
第12回 習志野きらっとスプリント(SI)の模様
2022年7月26日
第12回 ギシギシ [大井]
第11回 習志野きらっとスプリント(SI)の模様
2021年7月21日
第11回 コパノフィーリング [船橋]

イベント・ファンサービス

船橋競馬 第5回開催〔7月28日(月)~8月1日(金)〕イベント情報


その他コンテンツ


第15回 習志野きらっとスプリント(S II)ポスター
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