ダートグレード競走特集
サッポロビール盃 第25回 マリーンカップ(Jpn III)
サラブレッド系 3歳以上牝馬 グレード別定 ダ1600m 1着25,000,000円
JRA所属馬(出走:4頭)
No. | 所属 | 馬名 | 性 齢 | 負担 重量 |
調教師 | 騎乗予定騎手 | 備考 |
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選定 | 中央 | テオレーマ | 牝5 | 55 | 石坂公一 | 川田将雅 | |
選定 | 中央 | フェアリーポルカ | 牝5 | 56 | 西村真幸 | 和田竜二 | |
選定 | 中央 | マドラスチェック | 牝5 | 56 | 齋藤誠 | 森泰斗 | |
選定 | 中央 | レッドアネモス | 牝5 | 56 | 友道康夫 | 吉田隼人 |
テオレーマ (牝5)
持ち前の自在性を武器に、JRAで4勝をマーク。近5戦全てで3着以内をキープし、前走でJRA3勝クラスを勝利するなど、抜群の勢いを誇っている。左回りは【1201】と得意なうえ、1600mでも勝利実績があるのは強み。初めてのナイターと地方のダートさえ克服できれば、いきなり牝馬路線の主役に躍り出ても不思議はない。
フェアリーポルカ (牝5)
芝の牝馬G3を2勝している強豪。祖母フェアリードールの産駒にトゥザヴィクトリーやサイレントディール、ビーポジティブといった芝・ダート兼用馬がおり、初ダートでもこなせそうな印象だ。1600mのスピード決着は望むところで、スパイラルコーナーの船橋なら持ち味を最大限に発揮できるはず。さらなるタイトルの上乗せができるか。
マドラスチェック (牝5)
牝馬ダートグレードの安定株。昨年のTCK女王盃を制したほか、JBCレディスクラシックでも2着と、高い競走能力を示している。1800m以上での好走が目立つが、軽快な先行力があり、1600m戦のここでもスピードは見劣りしない。引き続き地元のエース・森泰斗騎手が手綱をとるだけに、大きく崩れることはなさそうだ。
レッドアネモス (牝5)
芝のクイーンSを勝利した実績。デビュー16戦目で初めてのダートになるが、砂の舞台で勝ち星を挙げているきょうだいが多く、血統面からはこなせる下地がある。牝馬らしい切れのある末脚が魅力で、比較的直線が長い船橋コースなら対応できるはず。1600mにも不安はなく、先行勢がやり合う流れならチャンスが巡ってきそうだ。
南関東地区所属馬(出走:2頭)
No. | 所属 | 馬名 | 性齢 | 負担 重量 |
調教師 | 騎乗予定騎手 | 備考 |
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選定 | 大井 | サルサディオーネ | 牝7 | 56 | 堀千亜樹 | 矢野貴之 | |
選定 | 船橋 | アブソルートクイン | 牝5 | 55 | 米谷康秀 | 本田正重 |
サルサディオーネ (牝7)
昨年はマリーンカップとクイーン賞を制し、NARグランプリ4歳以上最優秀牝馬を受賞。報知グランプリカップでも勝利したように、船橋コースで圧倒的なパフォーマンスを見せている。前走のエンプレス杯は距離が長い印象だったが、しぶとく2着に逃げ粘り、着実な良化を示した。マイルに替わるのは歓迎で、連覇達成に期待がかかる。
アブソルートクイン (牝5)
ホッカイドウでデビューし、ブロッサムカップで3着歴。船橋に移籍後もロジータ記念で4着に食い込むなど、牝馬では上位の力を示している。今回は休み明けで仕上がり具合が鍵を握るが、ペースに左右されない強みがあり、1600mもこなせるタイプ。ダートグレードのメンバーでも、うまく立ち回れれば上位争いを演じられそうだ。
地方他地区所属馬(出走:1頭)
No. | 所属 | 馬名 | 性齢 | 負担 重量 |
調教師 | 騎乗予定騎手 | 備考 |
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選定 | 愛知 | シーアフェアリー | 牝6 | 55 | 安部幸夫 | 笹川翼 |
シーアフェアリー (牝6)
JRAでは勝ち鞍を挙げられなかったが、地方では笠松、兵庫、愛知に所属して【9333】の好成績。金沢のお松の方賞で3着に好走するなど、遠征競馬でも力を発揮できるタイプだ。ただ、先団で流れに乗れなかった東海菊花賞で12着と大敗を喫しており、ダートグレードのペースに対応できるか微妙なところ。過度な期待はかけにくい。
1997(平成9)年に交流重賞として創設された3歳以上牝馬のマイル戦。古馬牝馬重賞戦線は、秋から冬にかけては1800から2100mの中長距離中心だが、春から夏にかけては1400から1600mのレースが続き、短距離馬が本領を発揮できる季節がやってくる。
【所属】JRA(栗東)が優勢
所属別に見ると過去10回でJRA(栗東)6勝、JRA(美浦)2勝、川崎、大井が1勝とJRA(栗東)が優勢の傾向にあるが、過去2年は地方勢が連勝しており巻き返しに期待がかかる。
所属 | JRA (栗東) |
JRA (美浦) |
船橋 | 浦和 | 大井 | 川崎 | 他地区 |
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1着 回数 |
6 | 2 | 0 | 0 | 1 | 1 | 0 |
【年齢】5歳馬が優勢
年齢別に見ると5歳馬が7勝、6歳馬が2勝、4歳馬が1勝をしており、5歳馬優勢の傾向にある。
馬齢 | 3歳 | 4歳 | 5歳 | 6歳 | 7歳 | 8歳 | 9歳 | 10歳以上 |
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1着 回数 |
0 | 1 | 7 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 |
【人気】1番人気が優勢
過去10回の傾向を見てみよう(2011年は東日本大震災により開催中止)。「1番人気」馬の成績は[1着5回-2着3回-3着0回-着外2回]と勝率50%、連対率80%、3着内率は80%と好走を続けている。 「2番人気」馬は連対率が50%、3着内率が70%と上位人気馬として安定した成績を残している。
成績 | 勝率 | 連対率 | 3着内率 | |
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1番人気 | 5-3-0-2 | 50% | 80% | 80% |
2番人気 | 2-3-2-3 | 20% | 50% | 70% |
3番人気 | 1-2-3-4 | 10% | 30% | 60% |
4番人気 | 1-1-3-5 | 10% | 20% | 50% |
5番人気 | 1-0-1-8 | 10% | 10% | 20% |
6番人気 | 0-1-1-8 | 0% | 10% | 20% |
7番人気 | 0-0-0-10 | 0% | 0% | 0% |
8番人気以下 | 0-0-0-47 | 0% | 0% | 0% |
前々走で報知グランプリCを制したサルサディオーネが逃げ切り、交流重賞初勝利。TCK女王盃3着馬メモリーコウが6番手から差を詰め2着、JRA3勝クラスの条件馬スマートフルーレが3着、前走エンプレス杯3着のパッシングスルー(単勝3.5倍)は中団のまま9着に敗れた


第23回 ラーゴブルー [川崎]

第22回 アンジュデジール [JRA]

第21回 ホワイトフーガ [JRA]
マリーンカップの開催ポスターをダウンロードできます。